システム部
対談インタビュー

お互い違う業界からの転職組として、今日はよろしくお願いします。私は以前、一人暮らしをしながら、大阪の企業でメーカーの品質管理を行なっていたのですが、結婚し、子供が生まれるタイミングで実家のある住み慣れた奈良へ帰り、働きながら生活したいなと強く思うようになりました。そんな時、転職サイトで吉川製作所を知りました。福井さんは、どのような経緯で、この会社にたどり着いたのですか?

私は転職するにあたり、前職の経験を活かすというよりは、何か新しいことに挑戦してみたいなという気持ちがあり、職種未経験として応募。面接官をされていたシステム部の部長から、「期待している」という言葉をいただき、頑張ってみようと思いました。

私が入社した時は、毎日とにかく忙しくて、人員が足りていないから雇うといった状況で、先輩に度々、質問するのも気が引けて、未経験の私にはかなり、きつかった記憶があります。

わからないまま勝手に突っ走ってミスすることも多々あって、その都度、先輩に助けてもらいました。この仕事は、とにかく覚えることがたくさんあって、段取りを覚えたり、工具の種類を覚えたり、その全てが同時進行で慣れるまで苦労しました。その点、福井さんは、前職の経験上、工具の使い方に慣れていて、私よりは早く適応できたのではないですか?

それだけでも大きい気はしますが。確かに、最初は図面の見方も分かりませんし、ボルトひとつ締めるにしても、締め付け強度、所謂トルクが決まっていたり、見た目が同じ部品でも穴位置が違っていたりして間違えてしまうこともありました。今となっては失敗して覚えたことが多々ありました。

私は入社して、今年で6年目になり、お客さまの会社に出向き、装置を据え付ける業務も一人で行かせてもらえるようになりましたが、いまだにやったことのない初めての作業もありますし、まだまだですね。

仕事を覚えるまでは苦労することも多いけれど、頑張りをちゃんと見てくれている人がいて、上司に褒めてもらえると、一生懸命、組み立て良かったなと思えますね。

あと、下世話な話ではありますが、入社して良かったなと思える魅力は、ボーナスですね。（笑）業績にもよると思うけど、夏と冬に加え、3月末にもボーナスが出て、励みになりますよね。

最近はスマートフォンや電気自動車関連の仕事も多く、自分達の関わっている装置が、広く社会の役に立っていることを、家族や子供に自慢できるのも魅力のひとつです。

加えて、システム部では、組立スケジュールの合間を縫って製品の品質向上の為のミーティングを行っており、月1回の開催を目標に、全体のスキルアップにも力を入れています。

作業しますが、取扱う各メーカーの製品は多種多様にあり、取扱いに困ることも多々...そんな時は、取扱説明書を見たり、先輩方に教えてもらうしかないのですが、 やった人にしかわからない感覚なので、それを共有し、みんなにフィードバックする場として、トラブルの再発防止などにも役立っています。

仕事をする上でモットーにしていることは、自分が担当するところは、とにかくひとつずつ確実、丁寧に。部品の取り付け忘れをなくすとか、手垢ひとつ残さないよう綺麗に仕上げるとか、最後まで真心を込めて作業にあたるよう心掛けています。

気持ちに余裕のある時だけでなく、時間に追われ、目の前の作業をこなすのに手一杯な時も、それができるようになりたいよね。